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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル リチウム
2016年9月5日 シドニー 矢島太郎

豪:中国リチウム企業、WA州Kwinanaに大型の水酸化リチウム精製施設の建設を計画

2016年8月29日、地元各紙は豪州最大のWA州Greenbushesリチウム鉱山のマジョリティ権益51%を有する中国のTianqi Lithium社がパースの南約35㎞に位置するKwinanaに4億A$をかけて大型の水酸化リチウム精製施設の建設を計画していることを報じた。精製施設は2年後から稼働する予定であり、同鉱山から得られる年間約16.1万tのリシア輝石鉱石から2万4千tの水酸化リチウムを生産する。同鉱山は世界で生産されるリチウム精鉱の1/3以上を生産しているが、精鉱のほとんどが所有者であるTianqi Lithium社と米国のAlbemarle社向けに出荷されている。

地元各紙はリチウム精鉱の値段が450US$/tであるのに対して水酸化リチウムの価格が14,000~15,000US$/tであるため、リチウム企業各社がWA州内にリチウム製品精製施設の建設を検討していることを報じている。一方、資源アナリストは、精製施設は企業及びWA州政府にとって大きな収益となるが、市場にリチウムの供給過剰を招き、リチウム探査ブームを急速に収束させる可能性もあることを指摘している。

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