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ニュース・フラッシュ

2016年9月5日 シドニー 矢島太郎

豪:Alumina社、米Alcoa社と好条件でJV契約の修正について合意

2016年9月1日、豪州のAlumina社は、JVパートナー企業の米Alcoa社と好条件でJV契約の修正について合意したことを発表した。Alumina社はアルミニウム事業に関するJV(Alcoa World Alumina & Chemicals(AWAC))のパートナー企業であるAlcoa社が、下流部門を専門に扱うArconic社に社名を変更し、上流部門を扱うAlcoa Corporation社を分社することを発表したことに対し、分社によりAlcoa社の権益を新会社に譲渡することはJV契約違反であるとして、裁判所へ提訴していた。AWACの権益比率はAlcoa社60%、Alumina社40%であり、世界各国でボーキサイト鉱山、アルミナ工場、アルミニウム製錬所を操業している。

Alcoa社は分社が遅れることを避けるため、Alumina社に今後ボーキサイトの需要が見込まれる中東や中国での投資機会を与える形にJV契約を修正することでAlumina社と合意した。JV契約の修正により、今までマイナーシェアで決定権がなかったAlumina社にもJVパートナー企業の合意なしに新規プロジェクトを形成することが可能となる。今までマイナーシェアで弱い立場に甘んじていたAlumina社がAlcoa社を提訴したことにより、非常に有利な条件を得ることができたと地元各紙はAlumina社の健闘を報じている。

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