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ニュース・フラッシュ

2016年10月19日 メキシコ 森元英樹

エルサルバドル:豪OceanaGold社、エルサルバドル事業の再考を示唆

2016年10月17日付け業界紙等によると、豪OceanaGold社は、同社がエルサルバドルに保有するEl Dorado金・銀鉱山に対する投資紛争解決国際センター(ICSID)の裁定を受け、エルサルバドル政府に対する様々な角度からのアプローチを検討する旨コメントした。
同社は、2013年に同鉱山を保有していたPac Rim Cayman社の親会社である加Pacific Rim Mining社を買収し同鉱山の権益を保有したものの、エルサルバドル政府は、同鉱山周辺地元住民及び環境団体が同鉱山開発は環境、住民の健康に影響があるとして反対運動を起こしたことから、同鉱山の採掘権を拒否する決定を下していた。
この政府の決定に対し、OceanaGold社は、エルサルバドル政府に対する315百万US$の賠償請求を求める訴訟をICSIDに起こしていたが、ICSID は、Pac Rim Cayman社に対しエルサルバドル政府に対する8百万US$の支払命令を下した。
エルサルバドル大統領は、エルサルバドル住民の勝利であるとの声明を発表した。一方、OceanaGold社は、同裁定への失望感を表明するとともに、同国での事業の見直しを示唆した。

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