閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年1月5日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:2017年メキシコ注目プロジェクト

2017年1月3日付け地元業界紙等は、金属市況の先行きが不透明な中、2017年、メキシコには注目すべきプロジェクトがあるとして、各プロジェクトの紹介を行っている。概要は以下のとおり。

  • Camino Rojo金プロジェクト:加Goldcorp社が保有する同プロジェクトは、プレFS調査を終了し開発への移行が期待される鉱山であるが、同社はZacatecas州の権益の売却を示唆しており、今後の動向には注意が必要である。
  • El Pilar銅プロジェクト:3,500百万US$が投じられたBuenavista銅プロジェクト拡張事業は工事が終了し、2018年に商業生産が開始される見込みである。生産開始初年度の銅カソード生産量は35,000t/年と予測されている。その後、Southern Copper社は、189百万US$を投じてSonora州に位置するLa Caridad鉱山の拡張事業であるEl Pilar銅プロジェクトを進める予定である。
  • Media Luna金・銀プロジェクト:Torex Gold社が800百万US$を投じて開発したEl Limón-Guajes金鉱山(Guerrero州)は2016年に商業生産が開始した。現在、同鉱山に隣接するMedia Lunaプロジェクトの開発時期に注目が集まっており、同社による開発作業は、2017年に開始される可能性がある。
  • El Barqueño金プロジェクト:Agnico Eagle Mines社がJalisco州に保有する同プロジェクトは、2016年に16百万US$を投じ掘削作業が行われた。現在、資源量評価が行われており、近々、同作業は終了する見込みである。
  • Juanucipio多金属プロジェクト:投資額305百万US$が見込まれるFresnillo(56%)、MAG Silver (44%)が保有する同プロジェクト(Zacatecas州)は、2018年の生産開始が計画されており、本年は開発に向けた重要な年となる。2012年のプレ経済性評価では、高品位鉱床と副産物により生産コストの更なる低減が可能であると評価されている。
  • Plomosas多金属プロジェクト:銀市況の上昇を受けて2016年第2四半期にFirst Majestic Silver社が開発・探鉱予算を拡充した同プロジェクト(Sinaloa州)は、銀探鉱を中心に作業を進めており、プレ経済性評価が2017年末に終了する見込みである。
  • San Agustin金・銀プロジェクト:Argonaut Gold社は、同プロジェクト(Durango州)の土地使用変更許可の承認を得ており事業は計画どおり進んでいる。2017年第1四半期から採掘作業が開始され、金市況1,200US$/ozと仮定した事前評価ではIRRは50%と推定されている。同社は更に、San Antonioプロジェクト(Baja California Sur州)の開発に向け同プロジェクトの環境影響評価書を提出している。
  • Ans Paula金プロジェクト:Timmins Gold社が保有する同プロジェクト(Guerrero州)は、2017年第3四半期にFS調査を終了し、2018年早々の開発工事着工に向けた手続きを進めている。
  • La Preciosa銀プロジェクト:Coeur Mining社は、その他の資産を圧縮し、本年はDurango州に保有する同プロジェクトに集中することを発表している。
  • Terronera金・銀プロジェクト:65百万US$の投資が見込まれているEndeavour Silver社が保有する同プロジェクト(Jalisco州)は、現在、掘削作業が進められており、2017年初頭にはプレFS調査の詳細が公表される。また、同社がZacatecas州に保有するEl Compásプロジェクトは、2017年の生産が開始される見込みであり、これにより、Terroneraプロジェクトの資金繰りが安定すると予想されている。
  • ページトップへ