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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル チタン
2017年1月17日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:世界最大のチタン鉱床開発へ

2016年12月29日付の地元報道等によると、国営企業Rosatom社は、Pizhemskoe漂砂チタン鉱床(コミ共和国ウスチ・ツィリマ地区)で地質調査を行っており、2018年に調査を完了し、2ヵ所の生産エリアを建設する予定である。また、チタン鉱石及び珪砂の選鉱に関する技術試験は既に完了している。この世界最大鉱床を開発する大型プロジェクトは、産業貿易省による非鉄製錬部門の輸入代替計画の一つとして位置づけられている。

本プロジェクトでは、良質なルチル精鉱のロシア初の生産が開始される予定であり、酸化チタン顔料の大規模な焙焼生産、大容量チタン酸リチウム電池製造用多孔性ルチルの特殊精鉱生産も含まれている。航空・宇宙・造船・石油ガス・塗料・化学産業の消費者及び生産者が本鉱床開発のターゲットである。

地質専門家によると、Pizhemskoe鉱床のチタン資源量は25億t以上(随伴鉱物を除く)である。これはロシアのチタン全埋蔵量の約50%に相当し、鉱床のマインライフは150年以上とされる。この開発で建設される2ヵ所の生産エリアには、採鉱選鉱コンビナート、採鉱製錬施設が建設される。Rosatom社傘下の無機材料研究所(VNIINM)は、Pizhemskoe鉱床の原料から良質な製品を生産する技術を開発しており、選鉱プラント・湿式製錬プラントの設計・建設にも参画する予定である。

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