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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル タンタル リチウム
2017年6月20日 シドニー 山下宜範

豪:Pilbara Minerals社、1億US$の社債を発行し、Pilgangooraリチウム-タンタルプロジェクトの開発へ

2017年6月13日、Pilbara Minerals社は計1億US$(1億3,270万A$)分の社債の発行が完了し、Pilgangooraリチウム-タンタルプロジェクト(WA州)の開発資金が補強されたと発表した。同社は今回の社債発行による資金調達によって最終投資決定と現場の工事開始への道が開けたとしている。今回の社債発行はPilgangooraプロジェクトの開発費2億3,400万A$のうち、最も大きな資金調達元となる。
同社は約1か月前に社債発行の計画を発表していたが、その後アップデートがされず発行が困難になっているのではないかと懸念されていた。2017年に入ってから一部の投資家のリチウム投資への熱は冷めており、Pilbara社の株価は34%以上下落、同時期にGalaxy Resources社の株価も39.4%下落、Orocobre社の株価も19.5%下落していた。
今回の社債の利率は12%(5年満期)に設定されているが、Pilgangooraプロジェクトがグリーンフィールドであること、リチウムの市場が不明瞭であること、本件はPilbara社の単独での開発であることを考慮すれば、Pilbara社にとって成功であったと地元紙は報じている。nPilbara社は2017年3月末時点で6,500万A$分のキャッシュを保有しているが、今回の資金調達分を加えても、Pilgangooraプロジェクトの開発資金は不足している。よって、今後さらに資金を調達する必要があるが、オフテイク契約を締結した中国のJiangxi Ganfeng Lithium社から2,000万US$の資金が供給される予定になっていることから、残された必要額はそれほど多くないと見られる。nPilbara社は2017年5月にWA州の鉱山石油省から同プロジェクトに係る環境認可を取得するとともに、同月、Jiangxi Ganfeng Lithium社との間でリチウム精鉱のオフテイク契約を締結していた。

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