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ニュース・フラッシュ

2017年8月14日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:Sonora州Sonora川、鉱山災害から約3年が経過するも未だ汚染が継続

2017年8月2日付け地元紙によると、Sonora州裁判所は、Sonora川周辺に位置する少なくとも2つの井戸は、Grupo México社が保有するBuenavista鉱山からの硫酸銅流出災害から約3年が経過したにも係わらず、現在も汚染が解消されていないとの認識を示した。当該判決は、Sonora川流域委員会(CCRS)及び災害の影響を受けた住民代表による訴訟に応答するものである。判決によると、Sinoquipe井戸及びLa Labor井戸に含まれる砒素とマンガンのレベルは、世界保健機関(WHO)の飲料水品質ガイドラインにおいて推薦されている含有量を超過していると判断される。CCRS代表は、判決は、現在の汚染レベルは公衆の健康に害を及ぼすものではないと断言したGrupo México社及び関係当局の説明を覆すものであると主張した。なお、このメキシコ鉱業の最悪の環境災害と評価されたSonora川流域硫酸銅流出災害後、Grupo México社は、2,000mペソ(107mUS$)の資金拠出によりSonora川鉱業振興信託基金を設立し、Sonora川流域において生活を営む住民への補償、飲料水用浄化プラント、診療所を主とした事故対策を実施してきた。また、国家水委員会(Conagua)及び連邦衛生リスク対策委員会(Cofepris)の井戸水・河川水モニタリング実施により品質安全宣言がなされたが、Sonora州政府は、全ての学校への飲料水供給は、Sonora川の浄化水以外のものを使用している。

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