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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年10月4日 リマ 栗原健一

エクアドル:Río Blanco金プロジェクト巡り住民が対立

 2017年9月13日付け地元紙によると、Azuay県のRío Blancoプロジュクトでは、プロジェクト賛成派と反対派の住民による対立が起こっている。2016年8月に鉱山建設が開始された本プロジェクトでは、鉱業活動に反対するRío Blanco、Zhin Alto、Cochapampa地区の住民グループが鉱山入口に集合し、坑口に持ち込まれる鉱業機材を阻止するなどの反対運動が1か月ほど前から続いており、警察による争議防止の警戒活動が実施されている。一方賛成派らは、プロジェクトは雇用をもたらすとして歓迎しており、現にプロジェクトを実施するEcuagold Mining社との間に84名が労働契約書を取り交わしている。
 一方、先週Cuencaで実施された協議会には、Cordova鉱業大臣やプロジェクトを実施する中国企業のLiu Boming代表のほか、Cochapamba、Yumate、Zhin Alto、Loma Largaの多くの住民らが職の機会を求めて出席した。参加者の一人Guloma氏は「生計を立てるために職が必要だ」と訴えた。一方で、会場の外で抗議活動を実施したプロジェクト反対派は、「鉱業賛成派は就職の機会を期待しているが、次世代の為の水源保護について考えていない」等の批判を行った。反対派は様々なNGOの支持を得ている。
 他方、Cordova大臣は、Rio Blancoプロジェクトはエクアドルにとって最初の小規模鉱山開発であり、環境汚染は起こらないこと、皆が受益する形で責任ある開発が行われること、約10か月後に金と銀の採掘が開始されること等を説明した。一方Boming代表は、環境省による許認可が不足していたために工期に遅れが生じているが、最後の許認可を8月10日に取得した旨説明した。Río Blancoプロジェクトのマインライフは11年とされる。

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