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ニュース・フラッシュ

2017年10月4日 リマ 栗原健一

エクアドル:政府、Zaruma郡に非常事態宣言を発令

 2017年9月15日付け地元各紙等によると、Lenín Moreno大統領は9月14日、El Oro県のZaruma郡に60日間の非常事態宣言を発令した。Zaruma郡では一昨年違法鉱業活動により住宅街地下に掘られた坑道が陥没し小学校校舎が傾くなどの被害が発生、その後鉱業当局により対応策が取られてきたが、9月13日に2度目の陥没事故が発生し、鉱業省、内務省、危険管理機構などが対応策を検討した結果、非常事態が宣言された。さらに内務省を筆頭とした対策委員会が策定され、実態や対応策を調査するほか、政府はこれらの作業に400万US$の予算を充当する。Cordova大臣によると合法鉱山の従業員の中に違法鉱業への加担者がいる模様とのことである。
 鉱業統制管理庁(Arcom)は、9月16日にホームページにおいて、Zaruma郡に加えてPortovelo郡の鉱業エリアにも発令された非常事態宣言に基づき、これらの郡における鉱業権47件を一時停止したと伝えた。さらにArcomの専門職員らは2日間にわたって零細・小規模鉱山に立ち入り、110か所に鉱業活動禁止を示す張り紙の貼付を行った。非常事態宣言は、Zaruma郡とPortovelo郡の境界に位置する合計958haのエリアに対して60日間にわたって適用されている。
 鉱業省やArcomによる措置は、Zaruma郡に対する包括的対策計画に組み込まれる計画となっている。本計画は9月18日に内務省と防衛省によって発表され、Zaruma郡に対する警察と軍隊の介入規模が示されるほか、一般市民もArcomに対して違法鉱業従事者の存在を告発できる体制となる見通しとなっている。

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