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ニュース・フラッシュ

2017年10月5日 モスクワ 黒須利彦

カザフスタン:カザフスタン政府、新地下資源法案を承認

 2017年9月19日付の地元報道等によると、カザフスタン政府は、9月19日、定例会議において、鉱業及び生産発展への投資誘致に向けた新地下資源法案を承認した。現在、カザフスタンの地質調査投資は不足している。1km2当たりの平均地質調査投資額は、米国87US$、豪州167US$、カナダ203US$に対し、カザフスタンは7US$である。
 この新たな法律においては、探査ライセンスによる面積は最大200ブロック(400km2)、探査期間は6年+5年(評価期間を含む)とされ、複雑な鉱区の場合は1回2年までの延長が可能である。また、年次累進賃借料の支払と1ブロック当たりの最低支出要件の履行に関する地下資源利用者の義務が定められている。採掘についても、豪州方式の地下資源利用権供与への移行が提案されている。採掘期間は中規模鉱床が25年、大規模鉱床が45年となる。また、定率最低支出の履行、(現行のサインボーナス、商業発見ボーナスに代わる)定率賃借料の支払、人材育成、研究開発費に関する地下資源利用者の義務が定められている。採掘量は規制されず、採掘プロジェクトは環境審査の対象となり、地下資源利用者自身が最終決定する。
 なお、現行の地下資源利用契約については、歳入維持のため、現行採掘プロジェクトにおける利益バランスを維持する経過措置が定められている。

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