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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト
2017年10月11日 ロンドン ザボロフスキ真幸

DRコンゴ:DRコンゴ政府、Sicomines銅鉱山に対し未加工銅及びコバルト鉱石の輸出を禁止

 2017年10月9日付メディア報道によれば、DRコンゴ政府はDRコンゴ国営鉱山公社Gecaminesと中国企業のSinohydro社及びChina Railway Construction社とのJV事業であるSicomines銅鉱山に対し、未加工銅及びコバルト鉱石の輸出を禁止し、DRコンゴ国内で製精錬するようにと命じた。DRコンゴ政府及び中国政府は、2007年に60億US$に達する鉱物資源インフラ事業の協定を結んでおり、同鉱山は主要プロジェクトとなっている。Martin Kabwelulu鉱山大臣は、Sicomines鉱山の利益は中国がDRコンゴに提供した融資の返済に充てられているため、同社が「高付加価値な商品」を輸出する場合、中国政府に対して迅速な返済が可能とした。当該契約では、当初は商業生産が開始された年末には銅カソードの生産年間20万tに加え、それに付随した量のコバルト地金の生産を行うとされていたが、2015年に生産を開始したSicomines鉱山は十分な電力供給が確保できないとして初期の生産目標を大幅に縮小し、2016年末の銅カソード生産は4.4万tに留まっている。これに対し、Kabwelulu鉱山大臣はSicomines鉱山は協定を尊重するべきだとし、同社が2016年及び2017年前半にコバルトを公式に輸出していないことに関し明確な回答を求めるとした。一方、SicominesのDeputy Director-General、Jean Nzeng氏は、状況の打開を求めるため大臣に連絡を取っているとし、大きな問題ではないと言及している。

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