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鉱種:
2017年10月17日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:2017年第2四半期のメキシコ小規模銀鉱山の平均コストは上昇

 2017年10月11日付け地元紙によると、2017年第2四半期のメキシコ小規模銀鉱山の平均キャッシュコストは上昇している。銀を主要収入源と各四半期の銀生産量が12.4t以下である小規模14鉱山の今期の平均キャッシュコストは、前年同期の銀7.54US$7ozから9.60US$/ozへと上昇した。また、同コストは、生産量が12.4t以上の鉱山の同平均3.99US$/ozを大幅に上回ったが、同コストがマイナス且つ収益性に最も富む鉱山も存在する。
・キャッシュコストマイナス鉱山
Bolañitos鉱山(加Endeavor Silver社、Guanajuato州):2017年第2四半期の同鉱山の銀キャッシュコストは、マイナス4.78US$/ozとなり、全鉱山最低値を記録したが、前年同期のマイナス7.08US$/ozから上昇した。この要因は、粗鉱品位低下と市況価格の下落によるものである。また、Nuestra Señora鉱山(加Americas Silver社、Sinaloa州):同コストは、前年同期のマイナス9.34US$/ozからマイナス2.43US$/ozへと大幅に上昇した。
・同コスト0~10US$/ozの鉱山
Del Toro鉱山(加First Majestic Silver社、Zacatecas州)及び・Topia鉱山(Durango州)及び加Great Panther Silver社がGuanajuato州に保有する鉱山は、7US$/oz以下となり、San Gonzalo鉱山及びAvino鉱山(加Avino Silver & Gold Mines社、Durango州)は9US$/oz、Parrar旧鉱山の尾鉱再回収プロジェクト(加GoGold Resources社、Chihuahua州)は、生産量減とシアン消費量の増加により前年同期の6.36US$/ozから9.62US$/ozへと上昇した。
・高コスト鉱山
Alamo Dorado鉱山(加Pan American Silver社、Sonora州)及びLa Encantada鉱山(Coahuila州)及びLa Guitarra鉱山(México州)(ともに加First Majestic Silver社)があり、Alamo Dorado鉱山は埋蔵量が枯渇間近であり、La Encantada鉱山は賞与分配闘争に基づく労働者の鉱山封鎖による銀生産量が11.7t(前年同期は19.4t)が減少した。この結果、これら3鉱山の同コストは10~14US$/ozとなっている。
・超高コスト鉱山
La Platosa鉱山(加Excellon Resorces社、Durango州)は、メキシコで最も高品位の銀鉱床を有する鉱山であるが、切羽の浸水により操業が困難となり同コストが18.10US$/ozと前年同期比倍増となった。Veta Grande鉱山(Zacatecas州)及びRosario鉱山(San Luis Potoí州)(ともに加Santacruz Silver Mining社)は、Veta Grande鉱山は、2016年10月に商業生産が開始されたことから同コストは18.57US$/oz。Rosario鉱山は、粗鉱品位低下が低下したことで同コストは24.64US$/ozと上昇した。同社は、2017年下期に操業改善を図り、生産量増加を計画している。

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