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2017年10月24日 サンティアゴ 村上尚義

チリ:Barrick社、Pascua Lama金-銀プロジェクトに関係する水利権者と補償金支払いで合意

 2017年10月4日付けメディア報道によると、Barrick社はPascua Lamaプロジェクト(チリ第Ⅲ州・アルゼンチンSan Juan州)に関して係争中のチリ側Huasco渓谷の農民グループ(Junta de Vigilancia del Río Huasco:Huasco River Surveillance Board)と、総額20.1mUS$の補償金を支払うことで合意した。
 Pascua Lamaプロジェクトが2013年に休止して以降、Barrick社はHuasco渓谷の農民グループと2005年に取り交わした覚書による総額60mUS$(期間:20年間、支払い額:3mUS$/年)の補償金支払いを止めたため、それを不服として訴訟を起こした農民グループとの間で2016年から調停手続きが行われていた。
 合意内容として、Barrick社はプロジェクトの状態(再開発および新規開発)に関係なく農民グループに総額20.1mUS$の補償金を支払うこととなっており、正式な契約締結後15日以内に6mUS$を支払い、残りの14.1mUS$を9年に分けて支払う。さらに、Pascua Lamaプロジェクトが操業を開始した後、Barrick社は14.8mUS$を5年に分けて農民グループに支払う。その対価として農民グループは、Pascua Lamaプロジェクトに対する一切の訴訟を取り下げることになっている。
 Pascua Lamaプロジェクトの建設工事休止期間には2019年9月の期限が定められており、Barrick社はPascua Lamaプロジェクトの開発を再開する意向を表明していた。

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