閉じる

ニュース・フラッシュ

2017年10月25日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:ロシア天然資源環境省、所定の期限を過ぎた地質調査に対し地下資源利用料引き上げの意向

 2017年10月2日付の地元報道等によると、ロシア天然資源環境省は、2017年9月、ライセンス上の義務を期限内に履行できなかった企業に対し、地下資源利用料を幾何級数的に引き上げることを盛り込んだ法案を政府に提出した。現在、地下資源区画における地質調査実施に対する地下資源利用者の年間支払額は僅少であり、所定の期限内に地質調査を終えられない場合も金額の引き上げはない。この期限は、鉱床が5年、ロシア連邦の特定地域が7年、大陸棚が10年であるが、地下資源利用者は地質調査実施期間を延長することができる。
 こうした改正を行う背景としては、定期的な利用料の支払額が小さいため、悪質な地下資源利用者が自身で地質調査を行う気もなく、専ら転売目的で地下資源区画を長期間の保有を行うことがある。天然資源環境省の提案は、所定の期限を過ぎた場合、地下資源利用料を引き上げるというもので、最大倍率は、期限を過ぎた1年目が2倍、2年目が10倍、3年目以降は100倍となる。
 また、本法案の内容は、大陸棚、ロシア連邦の排他的経済水域、ロシア連邦国外のロシア連邦管轄地域における地質調査目的の地下資源利用料には適用されない。施行は2018年1月1日を予定している。

ページトップへ