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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2017年10月25日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:Norilsk Nickel社、北極圏地域の環境負荷を低減

 2017年10月6日付の地元報道等によると、2017年に実施されたNorilsk Nickel社の最重要環境プロジェクトは、Monchegorsk生産施設(世界最大級の精錬施設)における、ロシア唯一のニッケル精錬含塩廃液の処理施設建設である。その基盤となっているのは、含塩廃液の完全蒸発・乾燥・パッケージングのユニークな技術で、処理工程は閉鎖式である。蒸発で得られる蒸気と復水は、ニッケル電解プラントの溶液加熱や熱交換器等で再利用される。
 Kola MMC社は、この3年間だけで約80億RUB(ルーブル)を生産近代化に投資し、二酸化硫黄の排出量削減という成果を得ている。Kola MMC社生産部門による二酸化硫黄の大気排出量は、同社設立時の1998年が27万7,000tであったのに対し、2016年は約12万tと半分以下に減少した。
 Norilsk Nickel社は、Kola MMC社の処理工程の近代化を継続し、2021年までに200億RUB以上を充てる予定である。最重要投資プロジェクトとしては、ニッケル電解プラントの既存施設を電解採取工程に移行することによる最新式・高効率のニッケル生産の立上げ、Severny鉱山の廃水浄化施設及びZapolyarnyサイトの精鉱出荷拠点の建設等がある。

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