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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年11月8日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:加Agnico Eagle Mines社のメキシコ鉱山活動状況

 2017年10月31日付け業界紙は、加Agnico Eagle Mines社(本社:トロント)のメキシコにおける鉱山活動状況を報じている。同社は、メキシコ主要金生産企業の1社であり、メキシコ操業3鉱山の生産量は同社金生産量の20%未満であるが収益性の高い鉱山が多い。
・Pinos Altos鉱山(Chihuahua州)
 同鉱山は、現在露天掘りと坑内掘りによる操業を行っており、操業開始は2009年である。2017年の金生産計画は5.3tであり、2017年第3四半期までに4.4tを生産し操業は順調である。コスト面ではキャッシュコスト目標を474US$/ozと定めており、同第3四半期末現在369US$/ozと同社保有鉱山の最低値を記録している。
・Creston Mascota鉱山(Chihuaua州)
 露天掘り鉱山である同鉱山は、Pinos Altos鉱山を補完する鉱山として2010年末から操業を開始した。2017年の金生産量目標は1.24t、第3四半期現在1.07tと目標を上回るペースで生産を続けている。キャッシュコスト目標は812US$/oz、第3四半期末現在568US$/ozと非常に低いコストで推移している。
・La India鉱山(Sonora州)
 露天掘り鉱山である同鉱山は、2014年から運営が開始された。第3四半期末現在の金生産量及びキャッシュコストは2.35t、547US$/ozと各目標の3.11t、583US$/ozを達成可能なレベルにある。
・操業鉱山以外に進めているプロジェクトとしては、Barqueño金プロジェクト(Jalisco州)をメキシコ第4の鉱山とする計画が進められており、同社は2017年当初、同プロジェクトの探鉱予算を9.7mUS$と計画していたが16.8mUS$に増額した。現在、概測鉱物資源量金9.4t及び予測鉱物資源量金11.3tと推計されているポテンシャルを増加させるため、総延長1,000mのボーリング調査等を実施している。また、Morelos Sur金プロジェクト(Guerrero州)及びGoGold Resources社保有のSanta Gertruidis金プロジェクの買収により資源量の増加を目指しており、いくつかの探鉱作業を進めている。
・同社の2017年平均キャッシュコストは、前年の390US$/ozから553US$/ozに上昇する可能性があるが、その要因は、金生産量の減少、請負業者コストの上昇、Pinos Altos鉱山の副産物生産量減少による収入減がある。なお、メキシコ操業鉱山であるPinos Altos鉱山の鉱山寿命は、2023年、La India鉱山2022年、Creston Mascota鉱山2019年である。

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