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ニュース・フラッシュ

2017年11月29日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:Fresnillo社、大型投資を実施

 2017年11月22日付け地元紙によると、ロンドン証券取引所(BLV)に上場するメキシコ企業Fresnillo社は、メキシコで計画している大型投資の内容を明らかにした。なお、税務上の理由でメキシコは、鉱業競争力及び魅力が低下しており、鉱業プロジェクトの具体化には南米をターゲットにする企業も出ている。以下は同社幹部のコメントである。
1.計画中のプロジェクトについて
 9年前、メキシコ企業としてBLVに上場した。成長戦略において積極的な目標を設定している。銀の倍増計画により1,057tから2,022tに拡大する。2017年は銀生産量1,617~1,648tを見込むが、来年は更なる飛躍が期待される。2017年は、700mUS$の投資を終了するが、銀の倍増に加えて、金は約4倍にすることが基本戦略である。
 Zacatecas州において155mUS$を投じ、旧廃滓ダムの尾鉱(ズリ)の効率回収を進めるパイライトリーチングプラントの建設工事を終了させる。同様に、Fresnillo鉱山及びSaucito鉱山の拡張投資、2018年には、305mUS$を投じJuanicipio多金属プロジェクトの開発工事を進める計画である。また、Sonora州では110mUS$のプロジェクトを実施する。
2.直近では、NAFTA(北米自由貿易協定)、英国のEU離脱(BREXIT)等が与える影響
 BLV上場企業であるが、税法上の手続きはメキシコで行う。国際状況は不透明な部分はあるが、メキシコでは、鉱業基金に関連した税金の負担が増加し、競争力を失っている。投資ランキングでも順位を落としている。支払った税金は、周辺住民にきちんとアシストする最善の適用を求める必要がある。
3.メキシコの競争力低下の影響
 資源を有し、異なる投資の選択技がある場合、より利益率の高い案件を選択する。収益性に加え、規模を考慮するとペルーでの探鉱に関心がある。同様に、チリでの探鉱を開始し、アルゼンチンでの予備調査を実施している。2017年10月のGuadalajaraで開催された第32回国際鉱業大会においてエクアドルの鉱業当局と協議する機会を得た。メキシコが競争力を強化するためには、探鉱費の償却年数の問題をクリアにしていく必要がある。

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