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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年11月29日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:Norilsk Nickel社、クラスノヤルスク地方の生産施設を近代化

 2017年11月3日付の地元報道等によると、Norilsk Nickel社のNadezhda製錬プラント(NMZ)では、粗銅生産工程の改良を目的とした銅マット連続転化施設の建設が予定されている。同施設における粒状銅マットの日産量は2,400tとなる。NMZは世界最先端のニッケルプラントの一つで、Norilsk Nickel社北極圏支社の生産チェーンの主要企業として銅アノード生産を担っている。NMZにおけるアノードの大半は、同じくNorilsk Nickel社の生産チェーンの一部であるCopperプラントに送られている。このCopper プラントでは、NMZからの銅アノード、Norilsk選鉱プラント及びTalnakh選鉱プラントの銅精鉱全量、含ニッケル硫化銅原料を処理しており、生産工程の近代化が決定された。
 この近代化プロジェクトでは、最新技術による粗銅、銅ニッケル合金、廃棄物溶融スラグ生産に向け、含硫黄原料の処理をCopperプラントからNMZに移転する予定である。Copperプラントの転炉部門は操業を停止し、NMZへの鉄道輸送出荷用の規格品製造のためのマット造粒装置が設置される。NMZに建設される銅マット連続転化施設はヴァニュコフ転炉・還元炉(日産能力2,400t)から成り、建設用地の面積は68.76haである。
 プロジェクト資金はNorilsk Nickel社の自己資金で賄われる。プロジェクトの費用及び実施期間についてはまだ明らかにされていない。

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