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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ウラン
2017年11月29日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:ザバイカリエ地方のウラン採掘プロジェクトに中国が資本参加の可能性

 2017年11月22日付の地元報道等によると、ARMZ社(Rosatom社の鉱業部門)傘下のPriargunsky Industrial Mining and Chemical Union(PIMCU、ザバイカリエ地方)の株主に、中国の投資家が加わる可能性がある。現在、Rosatom社は中国側との間で、第6鉱山建設向けの融資を受けるか、あるいは有利な条件で株主に加えるかを協議している。
 この鉱山建設には185億RUB(ルーブル)必要である。Rosatom社は2017年に10億RUBを投じており、資金は設計、許可や評価の取得等に充てられた。また、2019年までにインフラ向けに24億6,000万RUBの連邦予算支出が予定されている。プロジェクトは三段階で実施される。第一段階(インフラ施設の建設)は2017~2019年に実施する。第二段階では、鉱山地上施設の建設、開坑作業、湿式製錬プラントの設備更新を行い、2023年に鉱山第一期の操業を開始し、ウラン鉱石を初生産する。第三段階(2024~2026年)では、開坑作業を完了し、2026年には鉱山をフル操業化(鉱石年産85万t)する。
 Streltsovskoe鉱床域(ザバイカリエ地方)のArgunskoe及びZherlovoe鉱床のウラン可採埋蔵量は約3万8,000t(PIMCU社の総埋蔵量の35%)である。また、PIMCU社は世界最大のウラン生産企業の一つで、Streltsovskoe鉱床域を開発している。2015年末時点のロシアの天然ウラン総生産量に占めるPIMCU社のシェアは約68%、世界シェアは3.2%超である。

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