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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト
2017年12月19日 ロンドン ザボロフスキ真幸

英:Glencore、今後3年間でコバルト生産を2倍にすると発表

 Glencoreは、2017年12月12日に投資家向け説明会で、今後3年間でコバルト生産を2倍にし、2020年までに年間6.3万tのコバルト生産を予定していると発表した。DRコンゴで操業する傘下のKatanga銅・コバルト鉱山は2018年上半期にはフル稼働に達し、コバルト生産増加が見込まれている。また、同社Ivan Glasenberg CEOは、Volkswagen社、Tesla社、Apple社及びバッテリーメーカーの一部と供給契約について交渉をしていると言及した。しかし、同氏は全体的なコバルト供給量は、長期的なEV需要を満たすためには十分でないと指摘し、バッテリー技術の発展が必要不可欠であるとした。
 GlencoreがCRUに委託したグローバル自動車市場の調査によると、2020年には全体の自動車販売台数におけるEV割合は2%にしかすぎず、関連する金属の追加需要はそれぞれ銅39万t、ニッケル8.5万t、コバルト2.4万tと予測。2030年にはEV割合は31.7%に拡大し、それに伴い銅410万t、ニッケルは110万t、コバルトは31.4万tが必要と予測された。一方、ほぼすべてのEV車載バッテリーの基礎となっているリチウムに関して、Glasenberg CEOは関心が無いと語り、現在リチウム市場は強気だが、リチウムは豊富にあり、新規プロジェクトが進行中であるため、将来の価格水準を予測するのは困難だとしている。

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