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2017年12月26日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:国内鉱業投資の見通し

 2017年12月18日付け地元紙は、国内鉱業各プロジェクトの今後の動向について報じている。2017年は9プロジェクトの開発が完了し、総投資額は850mUS$となったが、2018年は6プロジェクトに対する投資総額は300mUS$に落ち込む見込みである。しかしながら、2019年は7プロジェクト、総投資額1,500mUS$、2020年は4プロジェクト、1,000mUS$が開発段階となる見込みである。以下は、今後4年間の見通しである。
 2017年の国内年間生産量は金321,000oz、銀22.7百万oz増加の見込みである。
・墨Fresnillo社が保有するSan Juliánプロジェクト(投資額515mUS$)は2017年第3四半期に第2フェーズに入り、年間生産量は銀10.3百万oz、金44,000ozとなった。
・加Pan American Silver社は、2017年中に保有2鉱山における拡張工事が完了予定で、La Colorada鉱山(投資額164mUS$)における年間銀生産量は6.9百万oz、Dolores鉱山(投資額112mUS$)は金115,000oz、銀4.5百万ozに増加する見込みである。
 2018年、年間生産量は金76,500oz、銀7.8百万oz増加の予想。
・Fresnillo社は、投資額は265mUS$であり、Piritasリーチングプラントの開発に155mUS$を投資し、生産量は金13,000oz、銀3.5百万oz増加する見込みである。また、同社が保有するHerradura鉱山において開発が進められているリーチングプラントは2018年に生産開始予定であり、金生産量は36,000oz/年に増加見込みであり、鉱山寿命は12年と予測されている。
・加Telson Resources社は、同社が保有するTahuehueto鉱山における商業生産を2018年第1四半期に開始予定であり、金生産量は16,000oz/年と見込まれており、副産物として銀、鉛、亜鉛、銅を生産する。
・加Endeavour Silver社は、同社が保有するEl Compásプロジェクトにおいて3つの鉱山設備の建設工事を開始する予定であり、投資額は10mUS$、金生産量は11,488oz/年と見込まれている。
・米Hecla Mining社は、同社が保有するSan Sebastián金・銀鉱山において坑内開発を進め、2018年に生産開始予定。正確な投資額は公表されていないが、5mUS$と見積もられている。坑内採掘における計画も未発表ではあるが、鉱業会議所の発表では銀生産量は4.3百万oz/年と予想されている。
・米Mexus Gold社は、同社が保有するSan Félixプロジェクトに関しては、CAPEXや生産予想量に関して公表しておらず、生産開始時期も不明である。
 なお、延期されたプロジェクトもいくつかあり、Peñoles社はRey de Plataプロジェクト建設開始時期を2018年から2019年に変更し、CAPEXは増加している。同プロジェクトにおける年間生産量は銀4.7百万oz、亜鉛40,000t、銅7,000t、鉛8,600tと予想されている。
 2019年、年間生産量は金277,400oz、銀12.9百万oz、銅76,500t、亜鉛40,000t、鉛8,600t増加する見込み。その中でも規模の大きいプロジェクトはGoldcorp社が保有するPeñasquito鉱山におけるリーチングプラント開発プロジェクトで、投資額は420mUS$となっている。Alio Gold社が保有するAna Paulaプロジェクトの投資額は137mUS$、Southern Copper.社が保有するPilaresプロジェクトの投資額は189mUS$、El Pilarプロジェクトの投資額は310mUS$と予想されている。
 2020年、Southern Copper社はBuenavista鉱山における亜鉛精錬所に413mUS$を投資し、亜鉛生産量を80,000t/年まで増加させる計画である。Fresnillo社はJuanicipioプロジェクトに360mUS$、Centauro Deepプロジェクト拡張に200mUS$を投資する。
 2021年、Torex Gold社はMedia Lunaプロジェクトに482mUS$、Fresnillo社はOrisyvoプロジェクトに350mUS$を投資予定である。

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