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鉱種:
2017年12月26日 北京 関淳夫

中国:“石炭からガスに切り替える”により一部地域の銅棒企業は生産停止へ

 現地報道によれば、2017年11月中旬以降、中国国内のいくつかの地域でガス規制政策を続々と実施しており、陝西省、河北省、山東省、河南省等北方地域ではガス不足となっている。
 “石炭からガスに切り替える”ことによって、天然ガスの供給が不足となり、価格も上昇していた。その影響は銅産業にも及んでいる。銅産業の中で最も天然ガスを利用しているのは、銅棒生産である。
 銅棒生産に、縦型炉を利用し、最も利用するエネルギーは天然ガスと電気である。それぞれ加工コストの25%と30%を占めている。国内の銅棒生産企業は幅広く配置しているため、各地域の銅棒企業にはさまざまな影響を与えている。
 国内45社の銅棒生産企業に対する調査結果から見ると、多くの企業はある程度の減産または生産停止状況がみられる。そのうち華東市場で停止した生産能力は115万tで、今後さらに拡大する傾向である。華北市場では停止した生産能力は20万t、華南市場ではなし、華中市場では停止した生産能力は20万tであった。また、西北や西南市場では影響を受けていない。
 しかし、銅棒企業自身の生産能力利用率は高くなく、2017年の平均生産能力利用率は60%であるため、現在実際の生産には明らかな影響を与えていない。今後時間とともにより大きな影響が出てくると予測される。

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