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2018年1月5日 リマ 栗原健一

ペルー:Nexa Peru社、今後の事業活動見通しについて

 2017年12月26日付け地元紙によると、Nexa Peru(旧Milpo)社のPorto社長は、同社は近年は年間5%以上の成長を続けてきたが、今後も長期にわたりペルーとブラジルにおいて同様の成長率を維持していきたいとし、そのために新規プロジェクトや既存鉱山の双方に対する投資を行っていく方針を示した。
 また、金属価格の回復については既に予測していたとして、現在はPascoユニット、El Porvenirユニット、Atacochaユニット等を最大限活用することに取り組んでいるほか、今後もこれらのユニットは生産面で大いに貢献するとの見方を示した。
 新規プロジェクトに関しては、Magistral銅プロジェクト(Ancash州)とShalipayco亜鉛プロジェクト(Junin州)がステージの進んだ案件であるとし、このうちMagistral銅プロジェクトでは現在詳細設計を実施中で、生産に必要となる技術や生産量、資金面等について検討を行っており、操業開始は2022年となる見通しであることを示した。Shalipayco亜鉛プロジェクトについては2021年に操業が開始される見通しを明らかにした。
 またCerro Lindo亜鉛鉱山(Ica州)においては、埋蔵量増加やマインライフ延長に取り組んでいるほか、2018年に完了する見通しのAtacocha、El Porvenir両鉱山(Pasco州)統合プロジェクトやCajamarquilla精錬所改善プロジェクトに74mUS$を投資する計画であると説明した。
 一方、アジア市場における同社のシェアは現在15%程度であるものの拡大を続けており、2018年には同社のアジアオフィスを開設する可能性を明らかにした。また亜鉛価格は2年前の1,600US$/tから現在3,100US$/tまで回復し、今後数年間は主にアジアの需要を要因として良好な価格帯を維持するとの見通しを示した上で、同社の目標はアジアにおいて認識されることであり、同地域の消費者や鉄鋼・インフラ業界等に接近することであるとの考えを示した。
 また清算手続き中であるDoe Run Peru社の資産については、Cobriza銅鉱山は同社にとって適当な投資対象ではないとし、Michiquillay銅プロジェクトは世界的規模の案件であり、2018年に延期された入札の動向については注目していく姿勢を示した。

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