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鉱種:
2018年1月10日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:2017年第3四半期のメキシコ主要金鉱山の直接コスト

 2018年1月3日付け地元紙は、2017年第3四半期のメキシコ金鉱山のコストは亜鉛、鉛価格の上昇により生産コストが減少している旨報じた。国内主要低生産コスト5鉱山の直接コストは、平均300US$/ozと前年同期の456US$/ozから減少した。また、副産物価格が上昇したことにより600US$/oz近く減少した鉱山もある。一方、加Agnico Eagle Mines社が保有する金鉱山は、同コストを上昇させた。
・2017年第3四半期の低コスト5鉱山
1.Peñasquito多金属鉱山(加Goldcorp社):-168US$/oz
 Zacatecas州に位置する同鉱山は、広域の鉱区を保有し、メキシコで最も低コストの金産出が可能な鉱山の1つであり、直接コストにおいて唯一マイナスを記録している。コストが大幅に改善する背景には、品位向上、処理及び回収率の向上により金、銀、鉛及び亜鉛の生産量が増加していることにあり、亜鉛の販売量は、前年同期比27%増の42千t、銀は、同10%増の1,126tである。
2.El Aguila鉱山(米Gold Resources社):2US$/oz
 Oaxaca州に位置する同鉱山は、高い鉛と亜鉛の市況価格の恩恵を受け、直接コストは前年同期の623US$/ozから大幅に減少した。同鉱山の生産量は、亜鉛が前年同期の2,480tから4,326tに、鉛は893tから1,389tに、そして銅は200tから328tに増加した。
3.Pinos Altos鉱山(加Agnoco Eagle Mines社):376US$/oz
 加Agnoco Eagle Mines社のメキシコ最大の同鉱山は、金生産の減少と副産物である銀の収入減により、前年同期から若干増加した。
4.Creston Mascota鉱山(加Agnoco Eagle Mines社):632US$/oz
 加Agnoco Eagle Mines社が操業する鉱山の1つでChihuahua州に位置する同鉱山は、金の生産減少と請負会社のコスト増により、前年同期の493US$/oz比から増加した。
5.La India鉱山(加Agnoco Eagle Mines社):657US$/oz
 Sonora州に位置する同鉱山の直接コストは、金品位の低下による生産減、副産物である銀の収入減及び請負業者のコストの上昇により、前年同期の400US$/ozから増加した。
・2017年第2四半期に低コスト鉱山に位置付けられた加Primier Gold Mines社のMercedes金・銀鉱山、加Argonaut Gold社のLa Colorada金・銀鉱山は、直接コストが700US$/ozを超えたため、第3四半期は順位が下落した。
・McEwen Mining社のEl Gallo金・銀鉱山は、操業面において機械トラブルが発生した結果、前年同期の598US$/ozから832US$/ozに増加した。

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