閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
2018年1月23日 リマ 栗原健一

エクアドル:2018年の鉱業投資総額は1,058mUS$の見通し

 2018年1月12日付け地元紙によると、Lundin Gold社は2018年1月10日、Fruta del Norte金プロジェクト(Zamora Chinchipe県)において120mUS$を投資して建設した幅5m、高さ5mの2本のトンネルの開通式を行い、1月12日より利用が開始される。Fruta del Norte金プロジェクトのCortes技師によれば、トンネルの開通によって地下230m地点での採掘を計画する本プロジェクトの開発は15%進捗した。
 さらにCortes技師や鉱業会議所のYepez氏は、エクアドル国内には鉱業プロジェクトの実施においてサプライヤーが不足しているものの、国外からのサプライヤー進出による投資が行われる状況が作り出されつつあるとコメントした。
 本プロジェクトの開発によって、Zamora Chimchipe県は大規模鉱業を推進する政府にとって重要な足がかかりとなる。本県には、この他にもEcuacorrientes社のMirador銅プロジェクトが存在しており、両プロジェクト共に2019年第4半期からの採掘が開始される見込みとなっている。
 一方、2018年は鉱業セクターにとって重要な1年となることが見込まれている。Plusmining社(本社チリ)のGuajardo社長は、金や銅の金属価格上昇には、中国の経済成長による銅需要の増加、ドルの弱体化による金の需要増加、チリをはじめとする銅の主要生産国における生産量の減少等の要因があると説明している。
 エクアドルに関しては、鉱業省のデータによると、2018年には10件の戦略的鉱業プロジェクトに対し、2017年の約2倍に相当する1,058mUS$が投資される見通しで、このうち861mUS$が主要プロジェクト5件に投資される計画となっている。
 Cordova鉱業大臣は、Mirador銅プロジェクトやFruta del Norte金プロジェクトの操業期間中、エクアドル政府に対して納付される税金やロイヤルティは4,000mUS$にのぼる見通しを示した上で、「税収の60%は採掘が行われる地方に還元されることから、プロジェクト所在地の自治体は資金を十分に活用できるようプロジェクトの実施計画をたてなければならない」との考えを示した。
 なお政府は、Miradorプロジェクト、Fruta del Norteプロジェクトから、既に115mUS$の事前ロイヤルティを受領しているほか、2018年にも50mUS$が納付される見通しとなっている。

ページトップへ