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2018年2月14日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:鉱業投資に明るい兆し(経済省鉱業次官講演)

 2018年2月8日付け地元紙によると、2018年メキシコ鉱山フォーラムにおいて経済省鉱業次官は、メキシコは、世界の鉱業分野に大きな貢献をしなければならない、ここ数年、メキシコ鉱業分野への投資は減少したものの、増加に転ずるとの見解を述べた。同次官の主な講演内容は以下のとおり。
・2017年、メキシコ鉱業探鉱投資額は4年間の下落後、増加した。さらに、メキシコ鉱業投資総額は、2016年の37.5億US$から55.3億US$に増加した。世界における鉱物供給国における発展途上国の重要性が増していることに加え、新興経済国の重要性を強調したい。
・メキシコは、投資面において魅力的な国であり、投資額が上昇するという結果を得てきている。その点を踏まえ、国土の70%が地質的に鉱業プロジェクトの適している国である。2017年のメキシコ鉱業投資のうち、約60%を金、銀といった貴金属が占め、次に銅、多金属鉱物及び鉄鉱物の投資となり、探鉱企業数も増加したため、多くの鉱業プロジェクトが確認された。
・国際的な調査機関の結果では、2017年、メキシコは、カナダ、豪州、米国、チリ及びペルーに次ぐ第6位の探鉱投資額を確保した。しかし、2014年の5位からは後退した。メキシコは魅力的な鉱業投資市場であるが、競争力が低下しており、新たな政策が求められている。鉱業プロジェクトへの投資を促進するために経済省におけるプロセスの単純化がある。さらに、SAT(国税庁)の税務手続に時間を要する点についても改善が必要である。
・経済省は鉱業投資を促進するための関係者との交渉を進める。2月14日、投資促進の主要課題の解決に向けSonora州との取組を行う。メキシコの鉱業部門を強化するため産業界からの積極的な参画を期待したい。

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