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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2018年3月8日 シドニー 吉川竜太

豪:WA州Kwinanaに建設中の水酸化リチウム製造工場のリシア輝石処理能力、更に増加させる見解が示される

 2018年3月5日付のメディアは、中国系のTianqi社がWA州Kwinanaに建設中の水酸化リチウム製造工場に関し、現在予定されている製造能力である48kt/yを更に増加させる必要があるとの見解を、リサーチ企業のアナリストが述べたことを報じている。同アナリストによると、Kwinana工場の生産は2019年中期から開始され、製品の販売は2019年末に開始されることが予測されている。現状リシア輝石から水酸化リチウムや炭酸リチウムを製造する工場は、いずれも建設中のTianqi社のKwinana工場と加Nemaska社のWhabouchiプロジェクトを除くと全て中国に存在する。両社のプロセスは中国の典型的なプロセスと比較すると技術的に低コストで、鉱山が近いという利点がある。また、最新のプロセスは水酸化リチウムと炭酸リチウムのいずれをも生産可能とする融通性を持つのが特徴である。豪州では2018年に、幾つかの新規リシア輝石生産プロジェクトが生産を開始し、Tianqi社のGreenbushes鉱山も拡張工事を控えているが、リシア輝石の処理能力増加幅が鉱山からの生産量増加に追いついておらず、今年中にもリシア輝石の処理能力が不足する事態に陥るのではないかと予測している。同社は、2018年にリシア輝石精鉱市場は過供給に陥るものの、その処理能力不足がボトルネックとなり蓄電池品質の炭酸リチウムは2019年にかけて供給不足のままであると見込んでおり、ボトルネックの解消に向けてKwinana水酸化リチウム製造工場の処理能力を更に向上させる必要がある、とコメントした。

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