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ニュース・フラッシュ

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2018年3月23日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:El Limon-Guajes金・銀鉱山封鎖行為の収束とGuerrero州の投資環境について

 2018年3月16日付け地元紙は、加Torex Gold Resources社(本社:トロント)がGerrero州に保有するEl Limon-Guajes金・銀鉱山周辺において発生した道路封鎖行為に関し、専門家の見解を以下のとおり報じている。
 鉱山封鎖行為は2017年11月から続いていたが、1月より同鉱山の生産は再開、そして2月には同行為の収束に至った。地元コミュニティと州政府による合意はなされていたものの、一部コミュニティを含む違法な道路封鎖を行った労働組合があったことから、真の解決に至らなかった。Torex社が同鉱山の開発権を取得した当初から反鉱山活動は深刻であり、同社の利益が地元住民に十分に分配されていないことが両者間の緊張を高めていた可能性が高い。しかし、地元住民は雇用機会を得たことで状況は5年前より大きく改善しており、多くの住民が同鉱山の問題解決及び労働者の職場復帰を強く求めている。また、抗議活動の発端は労働組合代表者選出方法に対する不満であり、政府が迅速に法的措置を取っていれば同行為が長引くことはなかった。今後のさらなる衝突を防ぐために、政府が迅速な対応を取れるよう、絶えず状況を把握することが求められる。
 同行為が大々的に報じられたことから、Guerrero州の投資環境は良好ではないと考えられているが、実際の状況は、数年前と変化はないと考えられている。このような問題は、同州に限った問題ではなく、リスクは他地域の開発案件にも存在し、政府、地元住民、利害関係者が良好な関係を築くことが重要であると言えよう。

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