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2018年4月25日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:2018年、上場鉱業企業の旺盛な投資が見込まれる

 2018年4月16日付け地元紙によると、金属価格の回復及び効率的な操業により、Minera Autlan社、Grupo México社、Minera Frisco社及びFresnillo社と言ったメキシコ証券取引所(BMV)上場鉱山企業は、2017年に直近5年間で最高となる44.8%のEBITDAマージンを記録した。2018年、これらの鉱山企業は、高収益性を確保するために重要な投資を行う計画であり、その額は、4社を合計すると2017年比53%増の2,780mUS$以上となると推計されている。
 鉱業専門家は、鉱山企業は、金属価格の上昇を好機と捉え、操業コストを引き下げ、利益率を高めるという世界傾向に近づく考えである。そのために、操業面での改善だけではなく、技術の向上による効率化、リスク低減などを図ろうとしていると説明した。
 幾つかの企業を紹介すると、Minera Autlan社は、世界で最も低コストのマンガン・フェロアロイ生産企業になることを目的に、2018年に25mUS$を投じ、国内外の鉄鋼業界により高度なサービスを提供すると発表している。この資本注入は、少なくとも過去4年間で最大の投資であり、今後3年間でフェロアロイの生産能力を15%引き上げる炉の改良作業を行うこととなる。Grupo México社は、プロジェクトの大型化によるコスト削減と操業改善にも取り組む。2018年投資額は約2,000mUS$を見込む。同社幹部は、Buenavista鉱山は、世界有数の生産能力と世界最大の埋蔵量を誇り、鉱山業界で有数の低コスト銅鉱山である。低コスト化の1つとして、Buenavista鉱山内において新たに開発に移行する予定の地域(亜鉛鉱床)から産出する亜鉛80,000tの生産、及び銅20,000tの増産に向けた浮遊選鉱プラント建設を行う。
 銀鉱山関係者は、メキシコは、世界有数の銀生産国であり、8年間世界トップクラスの生産量を誇っている。これは、メキシコには、銀の未開発鉱床及び開発が予定されているプロジェクトがあり、トップクラスの生産量は継続している。鉱山企業は、税制や安全面などの要因に対抗するための投資を続けることで、これらの障害を克服できると確認していると述べた。なお、2017年のメキシコ銀生産量は6,108tであり、ペルー4,587t、中国3,502t、ロシア1,306t、チリ1,260tを大きく上回っている。

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