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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2018年5月7日 ロンドン 吉益英孝

ポルトガル:ILZSGの亜鉛需給予測、2018年は263千tの供給不足

 2018年4月25日に、ポルトガル・リスボンで春季国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)が開催され、2017年及び2018年の亜鉛需給予測について協議が行われた。ILZSGは亜鉛需給バランスについて、2017年は昨季の予測398千tから465千tの供給不足へ、2018年には昨季の予測223千tから263千tの供給不足になると予測した。
 供給サイドについては、亜鉛鉱山生産量は、2017年は前年比1.1%増の12,954千t。2018年は中国の2.3%の増産、ペルーの3.9%の増産が貢献、また豪州の新規プロジェクト、南アの増産等も貢献し、前年比5.1%増の13,616千tと予測した。亜鉛地金生産量は、2017年は前年比2.3%減の13,229千t。2018年は、中国の3.4%の更なる増産、カナダの製錬所ストライキによる減産からの回復が見込まれている。一方、米国では5.3%の生産減となるほか、欧州ではベルギー、イタリア、オランダ、ノルウェーの生産増により欧州全体で5.2%の増加、豪州では国内精鉱の余裕から増産となる見込み。以上により、前年比3.6%増の13,709千tと予測した。
 需要サイドについては、2017年は前年比0.2%増の13,694千tと予測。2018年は米国と欧州がそれぞれ2.1%の伸びが見込まれており、欧州ではベルギーとイタリアの上昇が影響した。中国の需要は2017年では前年比0.8%減となったものの、2018年は前年比2.2%増と見られている。以上により、前年比2.0%増の13,972千tと予測した。

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