閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2018年5月9日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:Sonoraリチウムプロジェクトの最新動向

 2018年4月27日付地元紙は、英Bacanora Litium社がSonora州で開発を進めるBacanoraリチウムプロジェクトに関し、最新の動向を報じている。概要は以下の通り。
 同プロジェクトでは2020年生産開始に向け、2018年上半期に建設作業開始を予定している。FS調査の結果大きく変更があったのは設備投資額で、第1フェーズ中の投資額は当初予定の240mUS$から420mUS$に、第2フェーズの拡張工事には177mUS$から380mUS$へとそれぞれ増加した。投資額増加の主な要因はリチウム処理プラントに対する予想コスト増加と、当初含まれていなかった設計・調達・建設管理費(EPCM)が新たに加わったことによる。生産開始後4年間の生産量は21,113t/年、5~9年目は当初の予想量を若干超える35,918t/年と見込まれている。同プロジェクトの内部収益率(IRR)は炭酸リチウム価格を11,000US$/tと想定した場合21%と見込まれ、FS調査時よりもはるかに控えめな見積もりであるにもかかわらず、なお高い経済性が期待されている。同プロジェクトにおけるリチウム埋蔵量は244百万t、品位3,480ppmとされ、2016年のFS調査結果より大幅に増加している。
 現在は水利用許可、環境許可を取得し、土地の権利取得も完了している。当初出資予定であった中NextView社との契約が解除され、現在Bacanora社は加Canaccord Geunity銀行や他のコンサルタント会社と株式調達戦略の詳細を詰めているという。

ページトップへ