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2018年5月11日 ロンドン 吉益英孝

ポルトガル:ICSGの銅需給予測、2018年は43千tの供給過剰へ

 2018年4月26~27日、ポルトガル・リスボンにおいて国際銅研究会(ICSG)が開催され、2017年及び2018年の銅鉛需給予測について協議が行われた。2017年及び2018年の銅需給バランスについて、2017年は254千tの供給不足、2018年は43千tの供給過剰と予測した。
 供給サイドについて、銅鉱山生産量については、2017年は対前年比1.6%減の20,028千t、2018年は同3.2%増の20,670千tと予測。2017年は新規・拡張プロジェクトの不足もあり、全体の生産量は減少した。2018年は前年の生産減からチリとインドネシアの生産量が回復するほか、DRコンゴ、ザンビアの一時停止・生産減していた鉱山の生産が回復、少ないながらも新規・拡張プロジェクトの生産開始が寄与するとした。銅地金生産量については、2017年は主要製錬所の一時停止等による生産減とSxEw製錬の生産減が響き、0.7%増の23,503千tと低成長となった。2018年はスクラップからの二次製錬は減少するものの、精鉱に余裕が生じ精錬所の生産が増えるほか、一時停止していたSxEw製錬の生産再開が寄与し、4.3%増の24,511千tとした。
 需要サイドについて、銅地金消費量については、2017年は対前年比0.7%増の23,758千t。2018年は中国とインドのインフラ向け需要を見込むとともに世界経済の継続した成長も予想され、対前年比3.0%増の24,468千tとした。中国の経済成長予測が昨季の予想を少し上回るとし、今季の中国需要の予測は前年比3.5%増となった。またEU、日本、米国の需要もポジティブだと見ており、中国を除いた国々の需要の伸びは2017年の0.5%増から2018年は2.5%増となる見込み。

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