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2018年5月28日 ロンドン ザボロフスキ真幸

英:E&Y、鉱山セクターにおける現在のデジタル成熟度は、競争性を上げるのに不十分であると言及

 Ernst & Young(本社:ロンドン)は、2018年5月23日付けで、鉱業セクターにおけるデジタル化についての最新レポート「Digital mining:the next wave of business transformation」を発行した。同社が昨年発行した鉱山企業が直面するビジネスリスクのランキングでは、デジタル効率化が1位とされている。レポート内では、鉱業及び金属セクターにおけるデジタル成熟度は、単に機能的であるに過ぎず、バリューチェーンの一部にしか対応していないとした。鉱山会社は、生産性向上のためにデジタル効率化の動きを見せ始めているが、生産性だけに焦点をあてるだけでは競争上の優位性を生むには不十分であり、企業はデジタルイニシアチブを統合するために、より一貫性のあるエンドトゥエンドのアプローチを用いる必要があるとした。レポートでは、ビジネスをよりデジタル化する最適な移行方法として一連のデジタル変化の“Wave(波)”を紹介している。インフラ、通信、データへの投資を含むデジタル化に備えるためのコネクティビティの構築、企業内のデジタルアジェンダ及びビジョンを策定するDigital pre-startの波、操業効率化及び自動化を通し製造レベルの生産性及び業績向上を図る“Wave1”、鉱山操業における予測メンテナンス、顧客購買行動または市場情報等の予測分析、生産性と一致した実績のある収益性を追求するための効率化ツールといったバリューチェーン全体でのデジタル利用を統合する“Wave2”、鉱山操業において新たなプレイヤーが台頭し、従来には無いビジネスモデルをテクノロジーを用いて築くといった鉱業セクターの操業方法に重大な変化をもたらす可能性が増加する“Wave3”が挙げられた。同社は、現在多くの鉱山会社はWave1の段階であるとした。EY Global Mining & MetalsのPaul Mitchell Advisory Leaderは、鉱山及び金属セクターは、デジタル効果の分野で他のセクターに遅れを取っている。我々は鉱山会社がビジネスリスクと価値創造の増加を考慮した進歩的な多年戦略を採用するべきだと考えていると述べた。

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