閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2018年5月29日 シドニー 吉川竜太

豪:Ausdrill社、従来のFire Assay法に代わる、高エネルギーX線を利用した新しい金分析装置の導入を発表

 2018年5月24日付のメディアによると、豪州の鉱業サービス企業であるAusdrill社は、新技術に基づいた金の新しい分析機器を同社施設に導入したことを発表した。この機器は「Chrysos PhotonAssay」と呼ばれるもので、豪連邦科学産業研究機構(CSIRO)が開発した技術を豪Chrysos社が装置化したものであり、高エネルギーX線を照射することで分析対象から発生するガンマ線を計測することで、試料中の元素含有量を測定する技術が利用されている。この技術により化学薬品を一切使用しない、10分以内での自動分析が可能となり、これまで48時間程度を要していた従来の金の分析方法であるFire Assay法と比較し、精確で迅速、安全かつ環境負荷の少ない分析が提供可能となる。また他の利点として、従来のFire Assay法では試料を熔解して消費する必要があったが、Chrysos PhotonAssay法は非破壊分析であるため、何度でも再分析が可能な点を挙げている。Chrysos社によると、分析には通常400~600gの試料が利用され、金分析の精確さは金品位1ppm程度の試料で誤差3%、検出限界は0.03g/tである。現在は金のみ定量分析が可能であるが、銀、銅、鉛やその他の元素への適用を研究中である。現在同機器は、Ausdrill社子会社のMinAnalytical社のWA州パースにある施設に導入されているが、今後数か月以内にWA州Kalgoorlieにも2台が導入される予定で、将来的にはアフリカへの導入を目指すとしている。

ページトップへ