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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2018年6月20日 サンティアゴ 村上尚義

チリ:Quebrada Blanca II拡張プロジェクトの環境許認可手続きが遅延

 2018年6月4日付けニュース報道によると、Teck社が進めるQuebra da Blanca II拡張プロジェクトは先住民コミュニティとの協議に時間を要しているため、環境認可承認手続が一時的に中断された。本手続きは、中断期間を終える6月20日頃に再開の見通しである。
 Quebra da Blanca拡張プロジェクトは2016年9月に環境認可手続が開始されており、承認に係る投票が間近ではあったが、先住民コミュニティとの協議に時間的制約を設けないように配慮された模様。
 Teck社は2018年4月4日、Inversiones Mineras社(Hurtado Vicuñaグループ)を買収することによりQuebra da Blanca銅鉱山の権益13.5%を追加取得し、同鉱山の所有権益を90%まで増やしていた(残り10%権益はENAMI所有)。本買収のためTech社は、契約締結時に現金52.5mUS$を支払い、Quebrada Blanca II拡張プロジェクトの環境許認可が承認された時点で現金60mUS$を支払い、そして同プロジェクトが完工して生産開始後30日以内に現金50mUS$を支払うことになっている。さらに生産開始後3年間のうちに銅の平均価格が3.15US$/lbを超えた場合、追加の支払いが生じる。
 Quebrada Blanca II拡張プロジェクトの予備調査には現在までに100mUS$以上が費やされており、同プロジェクト実施による選鉱設備、淡水化プラントおよび各パイプライン建設等には約47億US$の投資が必要とされるが、権益追加により全額Teck社単独での資金調達となる。

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