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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2018年6月28日 サンティアゴ 村上尚義

ブラジル:ミナスジェライス州検察庁、Minas-Rio鉄鉱石プロジェクトに起因する環境汚染でAnglo Americanに損害賠償を請求

 2018年6月8日付けニュース報道によると、ミナスジェライス州検察庁(MPMG)は2017年1月と8月にPassa Sete川で発生した魚の大量死の原因をMinas-Rio鉄鉱石プロジェクトの鉱業活動によるものと断定し、Anglo Americanに対して100mレアル(約26.8mUS$)の損害賠償金の支払いを命じた。
 Passa Sete川はConceiçãodo Mato Dentro市のMinas-Rio鉄鉱石プロジェクト尾鉱ダム下流に位置しており、同プロジェクトの鉱業活動による河川水の酸素濃度低下が確認されていた。
 Minas-Rio鉄鉱石プロジェクトは、オープンピット鉱山、高品位ペレット原料生産用選鉱プラント、ミナスジェライス州とリオデジャネイロ州の32の自治体を通る525kmのスラリーパイプラインおよびAçu港の鉄鉱石ターミナルで構成されている。同プロジェクトは2018年3月に2度にわたるスラリーパイプラインの破裂を起こし、Anglo Americanには総額58.5mUS$の罰金が課せられていた。同プロジェクトは現在操業を休止し、パイプラインの検査が実施されており、8月には操業再開の認可発行が判断される予定である。
 Anglo AmericanはMinas-Rio鉄鉱石プロジェクトにこれまで約15bUS$を投じており、2018年1月に認可を取得した第3フェーズ拡張計画には330mUS$の予算を計上していた。

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