閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
タングステン レアアース/希土類
2018年8月8日 北京 関淳夫

中国:2018年レアアース、タングステン採掘の総量規制指標はそれぞれ12万t、10万tに設定

 安泰科によれば、2018年7月30日、自然資源部・中国工業情報化部が、2018年レアアース・タングステン採掘総量規制指標に関する通達を公表した。国内優位鉱産資源の保護と合理的利用を図るため、保護性採掘特殊鉱種の管理規定に基づき、2018年には、継続的にレアアース鉱石、タングステン鉱石に対し採掘総量規制を実施する。
 2018年のレアアース鉱石(レアアース酸化物REO)採掘総量規制指標を12万t、そのうち、イオン吸着型鉱床(中・重希土が主要対象)の採掘指標を1万9,150t、マグマ由来型鉱床の採掘指標を10万850tとする。タングステン精鉱(三酸化タングステン含有量65%)の主要採掘総量指標を10万t、そのうち主要採掘指標7万6,150t、総合利用指標2万3,850tとする。
 2018年はレアアース・タングステン採掘総量規制指標を2回に分けて公表する。
 2018年4月に発表した2018年レアアース・タングステン採掘総量規制指標(第1期)の通達の中に、2018年レアアース・タングステン採掘総量規制指標(第1期分)は2017年の指標の70%に設定した。レアアース採掘総量規制指標(第1期)を7万3,500t、そのうちイオン吸着型鉱床の採掘指標を1万2,530t、マグマ由来型鉱床の採掘指標を6万970tとする。タングステン精鉱(第1期)の主要採掘総量指標を6万3.900t、そのうち主要採掘指標5万1,350t、総合利用指標1万2,550tとする。今回の通達の中に設定した指標は、第1期分も含まれている。
 2013年から2017年までの過去5年間、レアアースやタングステン鉱石の採掘総量規制指標の変化はあまり大きくなかった。2014年以降2017年までの国内レアアース採掘総量規制指標は10万5,000t、そのうちイオン吸着型鉱床の採掘指標を1万7,900t、マグマ由来型鉱床の採掘指標を8万7,100tとしていた。2014年のタングステン精鉱の採掘総量規制指標は8万9,000tで、2015年以降2017年まで9万1,300tであった。今回、2018年のレアアースやタングステンの採掘総量規制指標が大きく増加している。
 本通達では次のように述べられている。関連省の自然資源主管部門は、規定をしっかり遵守し、指標の分解と配分作業を徹底的に行い、直ちに指標を関連の市、県または企業に配分すること。自然資源部が指標を下達した30日作業日以内に同省(区)のレアアース精鉱、タングステン精鉱指標の配分を公示した後、自然資源部に報告し、登録すること。レアアース採掘総量規制の指標を原則的に6社大手レアアース集団傘下にある鉱山企業に配分する。県クラスの自然資源主管部門は、鉱山企業と責任状を締結し、権利、義務および違約責任を明確にすること。

2018年省(区)レアアース鉱石の採掘総量規制指標
順番 省(自治区) レアアース酸化物(REO,t)
マグマ由来型鉱床(軽希土) イオン吸着型鉱床(中・重希土)
1 内モンゴル 69,250  
2 福建   3,500
3 江西   8,500
4 山東 3,600  
5 湖南   1,800
6 広東   2,700
7 広西   2,500
8 四川 28,000  
9 雲南   150
小 計 100,850 19,150
合 計 120,000
2018年省(区)タングステン鉱石の採掘総量規制指標
順番 省(自治区) タングステン精鉱(三酸化タングステン含有量65%、t)
主要採掘指標 総合利用
1 内モンゴル 1,200 800
2 黒竜江 0 1,500
3 浙江 500 150
4 安徽 900 0
5 福建 2,500 800
6 江西 36,050 3,400
7 河南 0 9,300
8 湖北 0 300
9 湖南 20,500 4,100
10 広東 3,300 1,060
11 広西 2,400 1,000
12 海南 0 190
13 雲南 5,850 750
14 陝西 600 0
15 甘粛 1,910 0
16 青海 140 0
17 新疆 300 500
小 計 76,150 23,850
合 計 100,000
ページトップへ