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2018年8月13日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:ロシア天然資源環境省、地質調査期限違反に対する地下資源利用料の引き上げを提案

 2018年7月24日付の地元報道等によると、ロシア天然資源環境省は、2018年7月、地下資源法第43条の修正法案を政府に提出した。同法案には、地下資源地質調査の所定の期限を守らない企業に対し、地下資源利用に対する定期的支払額の引き上げの実施が盛り込まれている。
 現行の地下資源法では、所定の期限を守らない場合でも支払額は僅少である。例えば、100km2の地下資源区画で金探査を行う場合、地質調査段階における定期的支払の最大年間総額は4万500RUBに過ぎない。こうした状況下では、地下資源利用者は、進行中の地質調査作業を強化し、埋蔵量審査に迅速に移行しようという気にはならない。また、地下資源利用に対する定期的支払の金額が小さいことで、悪質な地下資源利用者は自身で探査・評価を行う気もなく専ら転売目的で地下資源区画の長期間の保持がなされてしまうこととなる。現状では、地下資源利用者に地質調査期限を遵守させるための唯一有効な方法は、ライセンス義務違反に対する地下資源利用権の期限前停止であった。
 法案に盛り込まれた地下資源利用料としては、所定の地質調査期限を過ぎた場合には、1年目は2倍、2年目は10倍、3年目以降は100倍の地下資源利用に対する定期的支払が発生する。

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