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2018年8月13日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:ロシア下院、Klyuchevskoe金プロジェクトへの中国参入を許可

 2018年7月26日付の地元報道等によると、ロシア下院は、2018年7月、Klyuchevskoe金プロジェクト(ザバイカリエ地方)の開発協力に関する中ロ政府間協定の批准法案を可決した。この協定は、Klyuchevskoe金プロジェクトに対する投資協力のため、China National Gold Groupまたは同社の完全支配下にある企業が、Rudnik Zapadnaya-Klyuchi社の議決権株式の60%以上70%以下を取得することを可能にする条件を定めている。協定の条件では、プロジェクト従事者の50%以上がロシア国民、採掘におけるロシア製設備の割合は最大40%とされている。また、鉱石からの貴金属生産は全てロシア領内で行わなければならない。
 Klyuchevskoeプロジェクトの金採掘ライセンスは2002年よりRudnik Zapadnaya-Klyuchi社が所有しているが、2007年より同社の株式100%をインドSun Gold社が保有している。ライセンス取得以降、Sun Gold社はプロジェクトに7,500万US$以上を投資し、大規模な地質調査を行った結果、新たな鉱体が発見され、金74tが登録された。Sun Gold社は2010年に同鉱床の共同開発に向け、資金・技術面のパートナー探しを開始したが、ロシアの投資家がプロジェクトに関心を示さなかったため、外国投資家を探し、2016年6月にChina National Gold社と基本合意書に調印した。
 プロジェクトは、3年間で約4億2,000万US$の中国からの投資により実施される。Sun Gold社はさらに6,500万US$をプロジェクトに投資する。これらの資金は追加探査及び貧鉱を採掘・処理する大型コンビナートの建設に充てられる。採鉱部門で700人以上、関連部門で約1,500人の雇用創出を予定している。鉱石年間採掘量は1,200万t超を予定しており、ザバイカリエ地方の金採掘量は40%増となる。

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