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2018年8月14日 リマ 栗原健一

エクアドル:Río Blancoプロジェクト、高等裁判所は鉱業活動中止を命じた一審判決を認める

 2018年8月4日付け地元紙によると、2018年6月に「プロジェクト近傍のコミュニティにおける、自由かつ情報アクセス可能な環境における適切な事前協議プロセスへの権利」に対する違反を理由として、Rio Blancoプロジェクトの鉱業活動停止を命じた民事裁判一審判決に対し、Ecuagoldming社及びエクアドル中央政府が、本判決は誤った憲法解釈に基づくものであるとしてプロジェクト再開を求める控訴を行っていた件について、8月3日、Azuay高等裁判所は控訴を却下した。今回の判決により、本プロジェクトの活動停止を命じる第一審判決が認められることとなった。
 先住民系社会団体EcuarunariのYaku Pérez代表は、高等裁判所の判決は単にコミュニティの事前協議の権利に対する違反だけでなく、この地域全体における鉱業活動の禁止を命じている面から、歴史的であるとしたほか、判決では2018年2月4日に実施された国民投票の質問5で住民の意思確認が行われたことを理由に、判決内で違反対象とされた権利、即ち事前協議を改めて実施する必要はないことが示されている。
 国民投票の質問5は「例外なく全てのステージの金属鉱業を、保護地帯、不可触地帯及び住宅地帯において、憲法上で禁止することに賛成するか」というもので、Rio Blancoプロジェクトの実施エリアであるMolleturo地区住民は賛成67.8%、反対32.2%との意思表示を行ったことが、今回の判決で指摘されている。
 Perez代表は、本判決に基づきEcuagoldmining社はRío Blancoプロジェクトから撤退しなければならないと強調した。一方Azuay県鉱業会議所のPatricio Vargas会頭は、本判決の内容を精査し見解を発表すると述べた。

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