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2018年8月21日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:直近の買収鉱山・プロジェクトの進捗状況

 2018年8月16日付け地元紙は、最近のメキシコにおける鉱山買収案件のその後の状況を報じている。概要は以下のとおり。
・San Dimas鉱山
加First Majestic Silver社(本社:バンクーバー)は、2018年5月、加Primero Mining社がDurango州に保有するSan Dimas金・銀鉱山を買収した。買収後、12~18か月の期間で同鉱山の効率化に向けた投資を続けている。さらに、First Majestic Silver社は、加Wheaton Precious Metals社と共同で関連鉱山の長期的な自動化の可能性調査・評価を行う計画である。これらの評価を経て、同社は、財務及び将来の生産の売買契約の改定を行い、収益力強化を進める考えである。同社の2018年下期の全維持コストは銀7.12~8.64US$/ozを見込んでいる。
・Cerro de Galloプロジェクト
加Argonaut Gold社(本社:トロント)は、Primero Mining社から買収したCerro del Galloプロジェクトの経済性向上計画の検討を進めている。2017年11月、Argonaut Gold社は、Guanajuato州に位置する同プロジェクトを15百万US$により買収した。同プロジェクトは、2014~2015年の金属市況価格の低下により開発が中断したプロジェクトの1つである。同社は、経済面に焦点を当てた計画を再検討しており、採掘を行わず、探鉱によるポテンシャル評価を継続する予定である。
・Camino Rojoプロジェクト
加Orla Mining社(本社:バンクーバー)は、2017年に加Goldcorp社がZacatecas州に保有していたCamino Rojo金・銀プロジェクトを買収、その後、同プロジェクトを粗鉱処理量18千t/日(露天掘り)で進める計画である。Orla Mining社は、2019年第2四半期のFS調査結果を経ての取締役会承認の後、2021年の操業開始に向けた計画を策定している。計画では、初期投資額125百万US$、操業開始後7年間の金生産量は3.0t/年見込んでいる。しかし、同プロジェクトに隣接する鉱業コンセッションをFresnillo社が保有しており、現在、Fresnillo社と土地取引に関する交渉を進めており、同交渉が締結されれば、鉱山の開発計画は拡大する可能性がある。
・El Compás鉱山
加Endeavour Silver社(本社:バンクーバー)は、2018年第3四半期にZacatecas州に保有するEl Compás金・銀鉱山の商業生産を開始する計画である。同社は、2016年にメキシコ4番目の鉱山となる同鉱山を加Canarc Resources社から買収した。
・その他、メキシコ企業のフェロアロイ生産企業であるMinera Autlán社は、2018年3月、Sonora州にLluvia de Oro鉱山を保有する墨Metallorrum社を買収する計画を発表し、同6月、メキシコ連邦経済競争委員会(COFRCE)により承認されている。

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