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2018年8月29日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:鉱業会議所会頭による鉱業投資環境改善の6つの提言

 2018年8月22~25日の日程で開催されたDurango州鉱業国際会議において、墨Peñoles社のCEOであり、メキシコ鉱業会議所(Camimex)の新会頭となったFernando Alanis Ortega氏は、国内鉱業投資額の増加に必要な提言をテーマに講演を行った。
 米国および中国のGDPは、世界の中で突出した割合を占め、両国の貿易戦争が世界経済や金属市況に影響を与えることを懸念している。加えて、NAFTA交渉の見通しが不透明な中で欧州、アジア市場も重要なファクターである。国内鉱業投資額に関しては、2014年の鉱業法改正等による税制改革、さらに市況低迷による鉱山企業の財務状況の悪化などにより低下した。鉱山企業が事業を深化させ、発展させるためには、基本的なことを踏まえた変革が必要であり、制度を含めた改善が必要である。
<国際的に鉱山企業が変革を進めていること>
・最新テクノロジーによるデジタル時代を踏まえた変革
・労働体系を含めた新たな企業体質への変革
・鉱業に対するイメージの変革(ISO等の国際規格の取得、環境保全事業の推進、CSR活動などの積極的実施及び表彰制度など)
・政府や住民等との関係深化
・水資源に対する取り組み(坑廃水処理技術の向上等)
・株主、住民、政府の要望や考えの的確な把握
<メキシコ鉱業部門の障壁>
1.土地所有権、2.鉱山労働者、生産物の安全確保、3.諸手続きの効率化、4.港を始めとするインフラ整備、5.税制を含めた競争力強化に向けた環境整備と長期の法的安定性、6.明確かつ効果的な環境規制の整備
 Ortega会頭は、鉱業は、地域社会の発展と経済発展を進めるものであり、メキシコの優先事業となるべきである。公共政策を推進し、短期間で変わることのない法制を整備することで投資家を惹きつける事ができると締めくくった。

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