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2018年8月29日 シドニー 吉川竜太

豪:自由党党首選挙でScott Marrison氏が勝利して第30代豪連邦首相に就任、Canavan資源・北部担当大臣は留任

 2018年8月24日、豪連邦の与党である保守連合で多数を占める自由党は豪連邦上院・下院議員による党首選挙を開催した。選挙の結果Scott Morrison前財務大臣が同党の新党首に選出され、同日同国の第30代首相に就任した。Turnbull前首相はこの党首選に出馬せず、首相の座を退くこととなった。2018年7月に実施された5選挙区の連邦議会補欠選挙で保守連合が全敗したことや、Turnbull政権が導入を目指した新しいエネルギー政策であるNational Energy Guarantee制度を巡る政権内・与野党間・連邦政府/州政府間の意見相違などを背景に、Turnbull前首相の自由党内における求心力は8月中旬から急低下し、8月21日に開催された自由党党首選では反対勢力を抑えてTurnbull前首相が一旦は勝利したものの、反対勢力の勢いを止めることが出来ずに首相の座を明け渡した形となった。8月24日の自由党党首選挙には、Turnbull前首相に近いScott Morrison前財務大臣、Turnbull前首相に反旗を翻したPeter Dutton前内務大臣、長年首相の座を狙っていたとされるJulie Bishop前外務大臣の3名が立候補し、決選投票でScott Morrison前財務大臣がPeter Dutton前内務大臣を45-40で破って自由党党首及び第30代豪首相の座を射止めている。
 8月27日に地元メディアが伝えた閣僚リストによると、Mat Canavan資源・北部担当大臣は留任、Josh Frydenberg前環境・エネルギー大臣は財務大臣に就任した。環境とエネルギーの職権は分割されてMelissa Price議員が環境大臣に、Angus Tylor議員がエネルギー大臣に就任、Karen Andrews議員が産業科学技術大臣に新たに就任すると伝えられている。
 地元メディアにより、8月26日に行われた世論調査においては、保守連合の政党支持率は前回8月12日から4ポイント急落して33%に、労働党の支持率は6ポイント増加して41%となった。8月26日時点で首相に最も相応しい人物としては、労働党党首のBill Shorten氏が39%、Scott Morrison首相が33%となり、2015年11月以来初めて労働党党首が保守連合政権の首相を上回る結果となった。

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