閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
2018年9月6日 リマ 栗原健一

ペルー:Doe Run Peru社清算期限、2020年まで延長、従業員による資産買収は未決着

 2018年8月31日付け地元各紙によると、Doe Run Peru社の債権者集会は、先に国会で入札制度総合法の改正が承認されたことに基づき、La Oroya精錬所(Junin州)とCobriza鉱山(Huancavelica州)から成るDoe Run Peru社資産の清算期限を2020年8月27日まで延長することを決定した。
 さらに、これら資産の入札・清算を担うDirige社との契約を同期限まで延長することも併せて決定した。
 La Oroya精錬所とCobriza鉱山に関しては、長年の間、再三にわたる入札実施にも関わらず応札企業が現れない状況が続いていた。その後2018年に入り、債権者である従業員団体が精錬所と鉱山の双方を買収する方針を発表、買収に必要な金額合計139mUS$のうち29mUS$を従業員団体が、112mUS$をSamsel Group社率いる中国企業グループが8月15日までに支払う計画が示されていた。しかしながら、8月31日時点で中国企業グループが必要な資金を集めることができなかったほか、9月4日の債権者集会までに支払いを保証できない場合、債権者集会は従業員団体による買収提案を却下し、新たな入札の実施を検討することが報じられている。
 この事態を受けて9月4日、La Oroya精錬所の所在地では朝5時から、従業員団体とSamsel Group社が買収期限の延長を求め、約300名の精錬所従業員が道路を封鎖してデモ行進を行っている。これら従業員は、新たな入札の実施は売却までにさらに多くの時間が必要となり、有益ではないと主張している。

ページトップへ