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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2018年9月6日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:2018年第2四半期のメキシコ主要銀生産企業の動向

 2018年8月30日付け地元紙によると、メキシコで銀鉱山を操業している主要10社の2018年第2四半期の銀生産量は、前年同期の1,175.6tから1,225.3tに増加した。なお、第1四半期の銀生産量は1,256.4tであり、第1四半期及び第2四半期の各企業等の生産量の下、算出した2018年の総生産量は4,944.9tと推計される。なお、2017年の主要10社総銀生産量は2016年より311t多い4,789.4tである。
 一方、Fresnillo社が保有するSan Julian鉱山においての水の問題(2018年8月2日付 ニュース・フラッシュ:Fresnillo社、San Julian鉱山の水不足問題により2018年銀生産計画を下方修正参照)が発生していることから、2018年の推計値は下方修正される可能性がある。
 以下は、主要10社の2018年第2四半期銀生産量
1.Industrias Peñoles社(538.0t):前年同期の510.0tから増加。これは、Fresnillo社の生産量増加によるものであり、今後は、上述のとおりSan Julian鉱山が問題を抱えている。
2.加Goldcorp社(138.4t):メキシコにおいて唯一操業するPeñasquito多金属鉱山は粗鉱品位低下により前年同期の165.8tから減少した。
3.米Southern Copper社(124.4t):前年同期の99.5tから増加したが、この数値は売上高から算出したものである。
4.加Pan American Silver社(92.1t):前年同期の94.2tから減少したが、要因は埋蔵量枯渇によりAlamo Dorado鉱山が閉山したためであり、閉山分の減少を保有する他の2鉱山による増産により回復し、大幅な減とはならなかった。
5.加First Majestic Silver社(85.8t):前年同期の71.2tから増加したが、要因は加Primero Mining社から買収したSan Dimas鉱山によるものである。
6.加Fortuna Silver社(64.7t):San Jose鉱山を保有しており前年同期の58.8tから増加。
7.米Coeur Mining社(64.4t):メキシコに唯一保有するPalmarejo鉱山の粗鉱品位向上により前年同期の45.4tから増加した。
8.Minera Frisco社(56.3t):保有する9つの鉱山の操業が全般的に低調となったことから前年同期の71.2tから減少した。
9.加Endeavour Silver社(42.3t):El Cubo鉱山の粗鉱品位向上により前年同期の35.5tから増加した。
10.加Agnico Eagle Mines社(20.2t):金を抽出する3つの鉱山を保有している会社であり、銀生産量は前年同期の24.6tから減少した。

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