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2018年9月12日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:Napoleón Gómez議員、鉱業部門政策を発表

 2018年9月3日付け地元紙は、Napoleón Gómez上院議員の鉱業部門に対する政策案を報じている。同議員は8月に亡命先のカナダから帰国し、今月上院議員に就任した。Gómez議員は複数の優先政策事項の中でも特に、2006年に65人の鉱山労働者が死亡したPasta de Conchos石炭鉱山の災害に関し、原因解明と責任追及を行うと述べ、鉱山労働者の賃金改善にも取り組む。また、同議員はPasta de Conchos鉱山の事故に関し、決して忘れてはならない悲劇であると述べた上で、過失責任は同鉱山を保有するGrupo México社にあると非難し、未だ鉱山内に取り残されている遺体の回収、遺族に対する十分な慰謝料の支払い、事故原因解明と責任追及を行うべきであると強調した。Grupo México社が保有するSan Martín鉱山についても、11年のストライキを経て先月操業再開が発表されたものの、未だ抗議活動が続いていると述べ、同社の指導力の弱さと労働者協議を怠っていると指摘した。
 また、メキシコ労働組合連盟(CTM)とメキシコ全国鉱夫・冶金・鉄鋼労働組合(SNTMMSSRM)との対立に関し、関係改善のため自身が関与することは否定し、労働者に対し、組合の能力を慎重に考慮したうえで所属組合を決定するよう求めた。なお、自身が元代表を務めたSNTMMSSRMは鉱山労働者への賃金規定に関し、過去12年間に渡り他の組合より高い賃金を設定しており、その差は2、3倍に達したと強調した。同議員は現在鉱山労働者の賃金がラテンアメリカ諸国内最低額であり、国の恥だと述べ、鉱業だけでなく国全体の賃金引き上げを目指すと主張している。

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