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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2018年9月19日 シドニー 吉川竜太

豪:WA州Mount Hollandリチウムプロジェクト、WA州監督裁判所の勧告により所有権に不透明さが生じる

 2018年9月13日付の地元メディアによると、豪Kidman社とチリのリチウム大手SQM社のJVがWA州で開発することを目指しているMount Holland Liプロジェクトに関し、WA州の監督裁判所(Warden’s Court:鉱業権に関連する訴訟を所管する機関)はKidman社が求めていた探鉱費の最低支出義務違反への例外措置を拒否することをWA州のBill Johnston鉱山石油大臣に勧告した。この勧告は、2017年11月に実施された公聴会の結果判断されたもので、Kidman社及び同社とJVを組成しているSQM社がMount Hollandプロジェクトを開発する権利を保有することに疑問符がついた形となる。争点となっているのは、Kidman社が同プロジェクトを買収する2016年7月以前の、2014年8月から2016年3月の期間における13の鉱業権での義務違反で、Kidman社はリチウム鉱化は義務違反期間後に発見されており、例外措置が適用されるべきであると主張していた。この決定に対し、Kidman社はこれまでのところコメントしていないが、SQM社は、今回勧告が行われた13の鉱業権は未だKidman社-SQM社のJVに組み込まれていない。監督裁判所の勧告は最終決定ではなく、今後鉱山石油大臣により最終判断が下されるが、プロジェクトに不確実さや遅延を生じさせる可能性はある、とコメントしている。

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