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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2018年10月9日 ロンドン 吉益英孝

ポルトガル:INSGのニッケル需給予測、2019年の供給不足量は33.3千t

 2018年10月1日から3日にかけて、ポルトガル・リスボンで国際ニッケル研究会(INSG)が開催され、統計委員会ではニッケルの2018年の需給見込み及び2019年の需給予測が協議された。
 ニッケル需給バランスについて、2018年4月春季会合における2018年の供給不足量が117.3千tから145.9千tに拡大すると見直し、2019年の供給不足量を33.3千tと予測した。
 供給サイドについて、一次ニッケル生産量は、2018年は前年比6.5%増の2,204.0千 t、2019年は前年比8.4%増の2,388.6千tとした。2017年から中国のNPI生産量の増加傾向が続くと見られること、インドネシアでのNPI新規プロジェクトの稼働及び生産増が継続し、増加に寄与するとした。2018年8月にはフィリピン政府によって監査を受けていたニッケル鉱山の稼働継続が発表されており、鉱石生産にプラスに働くと見られる。
 需要サイドについて、一次ニッケル消費量は、2018年は前年比7.6%増の2,349.9千t、2019年は前年比3.1%増の2,421.9千tと予測した。増加の要因としては、2018年には前年比9.5%のステンレス生産の伸びが見込まれ、2019年も成長傾向が続くと見られる。インドネシアでのステンレス生産が始まり、継続して新たなプロジェクトが立ち上がること、さらにステンレス以外の用途でも特に電池材料向けなどの需要の増加が見込まれる。

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