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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ウラン
2018年10月11日 シドニー 吉川竜太

豪:豪州鉱物資源評議会、ウラン鉱業への規制削減に向けた豪連邦の環境保護・生物多様性保全法見直しを要求

 2018年10月8日付のメディアによると、豪州鉱物資源評議会(MCA)は豪州におけるウラン鉱業をより良く有効利用するため、豪連邦に対して環境保護・生物多様性保全(EPBC)法を改正するように要求した。MCAは、時代遅れなEPBC法によって豪州経済はウラン鉱業による数bA$の利益と数万人の雇用創出の機会を逸しているとし、環境保護面を尊重しつつウランプロジェクトの環境認可手続きを合理化するため、EPBC法を改正する必要があると10月8日付報告書で指摘した。同報告書では、ウラン鉱業の懸念事項である放射能の安全性と核拡散に対しては、放射能の安全性はウランに限った問題ではなく既に州政府により包括的な評価と規制が行われており、連邦政府による追加規制は追加の費用が発生するのみで意味がなく、核拡散に関する懸念も、既に他の法律や条約により規制されていると指摘した。また、来年までに実施されるEPBC法の改正は不必要な時間とコストをウラン鉱業プロジェクトに与えている規制撤廃の良い機会であり、現在操業中の2つのウラン鉱山が、ウラン採掘しているというだけで受けている異なる扱いは排除されるべきである、とコメントした。MCAは、現状ではEPBC法に基づきウラン関連鉱業プロジェクトは規模や環境影響に関係なく連邦政府の認可が必要となっているため、仮に豪連邦政府がウラン鉱業を原子力活動として規制する場合であっても、鉱業活動により環境に大きな負荷が生じる恐れがあるケースのみに連邦からの承認を限定するなど、EPBC法を改正する必要がある、と要求している。

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