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2018年10月15日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:墨Minera Frisco社の負債増加、格付に影響も

 2018年10月10日付け地元紙によると、米格付け企業Fitch Ratings社は墨Minera Frisco社に対する自国通貨建て長期格付「A-」、同短期格付「F2」を維持し、見通しについては「ネガティブ」と評価した。これは、同社の課題である埋蔵量と生産量の増加、財務体質の強化といった問題がある中で資本の流動性が限られていることが理由である。Frisco社の抱える負債額は増加を続け、財務レバレッジ比率は、前年同期の3.8倍から4.3倍に拡大した。なお、Fitch Ratings社は2016年にFrisco社の財務レバレッジ比率が5.2倍に達したことから同社の格付けの引き下げを行っている。
 また、Frisco社の負債は同社が2012年にAuRico Gold社を買収したことから増加し、その後の金属価格の下落がさらに影響を与えた。Fitch Ratings社は、財務レバレッジ比率が4.0倍を下回り、手元資金を増やし、保有鉱山の埋蔵量が増加した場合、今後の見通しを安定と評価し、格付けを引き上げる可能性はあるが、一方で、同比率が4.6倍以上となった場合にはさらに格付けが下がる恐れがあると述べている。
 Frisco社の2019年生産量は2018年比20%増が見込まれており、2020~2021年の生産量は安定が見込まれている。同社の主力銅鉱山であるTayahua鉱山の拡張とMaría鉱山の最適化プログラムにより生産量が増加し、利益は増加が見込まれており、財務レバレッジ比率は2018年4.2倍から2019年3.5倍に低下すると予想されている。

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